助け合い、コロナに共に立ち向かう—遼寧成大は日本に防疫物資を寄付

2020-05-11 00:00 | ( 暖かい言葉と大量の抗疫物資が遼寧成大の全職員の心と共に、海を越え日本に送られました。日本の新型コロナの防疫に用いられることになります。)

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        3月、新型コロナウィルスによる肺炎が全世界で流行、日本でも感染者が増加し、防疫物資が不足しています。当社はこの状況に鑑み、日本への防疫物資の支援を決定し、直ちに日本の経済産業省と大阪府日中友好協会に連絡し、寄付に関連する業務に着手しました。


        社内で調整が行われ、成大国際貿易有限公司が今回の救援業務を担当することになりました。成大国際のチームは貿易分野での経験を活かし、中国市場での防疫物資の不足、一部の企業が休業中であるなどの問題があったにも関わらず、様々な手段で80万枚のマスクを調達しました。これらの物資は無償で日本に送られ、当面緊急に必要とされる防疫業務に投入されます。


        3月25日に、当社の最初の防疫物資を積んだ貨物船は山東省の石島港を出発し、3月27日に日本の大阪港に到着しました。


        4月4日には当社の第二陣の防疫物資を積んだ貨物船が、遼寧省大連港から出港し、4月6日に日本の大阪港に到着しました。


        今回の寄付に当たっては、日本の経済産業省と大阪府日中友好協会から積極的な協力を得ることができました。


        4月1日の午後、当社26階会議室で、遼寧成大による日本経済産業省への防疫物資寄贈式が執り行われました。日本経済産業省から派遣された、日本貿易振興機構(JETRO)大連事務所長の水田賢治氏一行4人が寄贈式に出席しました。当社の総裁である葛郁氏と日本代表の水田賢治氏がともに日本語と中国語で記された「日本への防疫支援寄贈物資」という横断幕を掲げ、共に手を取り合って苦難の時期を乗り越えようとの決意を新たにしました。


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4月10日、大阪府日中友好協会の協力により、当社が寄贈した防疫物資の受渡しおよび授与式が日本赤十字会大阪府支部の会議ホールで挙行されました。寄贈されたマスクの半分は、社会福祉協会により大阪府の高齢者施設と身体障碍者施設に贈られ、残りは日本赤十字教会の地方での活動に用いられることになりました。大阪府日中友好協会会長の梶本德彦氏が会社を代表し、受贈者からの感謝状を受け取りました。


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        今回の当社による寄贈は、日本の主要メディアの注目を受けて報道され、中国駐日大使館と駐大阪領事館の公式Twitterでも取り上げられました。NHKのインタビューを受けた日本赤十字会大阪府支部事務局局長の大江桂子氏は、「誰もがマスクを必要としているこの時に、これほど多くのマスクをいただき、本当に感謝しています」と述べました。大阪府社会福祉協会会長の井手之上優氏は、「どの施設でもマスクが不足している時に、こんなにたくさんのマスクをいただき、感謝に堪えません」と語りました。遼寧成大の駐大阪代表である劉長発氏は、「日中友好が一層確立され長続きし、さらなる協力が促されることを希望しています」との意見を表明しました。


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中国で新型コロナの流行が始まって以来、当社は社会に向けて1500万元に相当する抗疫物資の寄贈を行ってきました。世界各地でも流行が広がる中、私たちは援助の手を差し伸べ、日本の人々が一致団結して防疫を行うお手伝いをしてきました。成大はこの任務を通して、人々への愛を表したいと願っているのです。